私はわたし そのまんま

日々の色んなこと。

あの日の後ろ姿、今日の後ろ姿。。

あれは何年前だっただろう。

今の旦那、

今のって(^^;)前も同じだけどね(・・;)(笑)

私の両親に

結婚させて下さいと

実家に来た日。

父は頑固オヤジで

今までもこの頑固オヤジによって

私の恋を壊されたことが

何度かあった。

今回の場合は

結婚。いわゆるゴールイン。

これをもし反対とかめんどくさいことを

言わないだろうかと

少しヒヤヒヤしたのを

覚えてる。

私の周りの友達からも

ミミさんとこのおっちゃんは

怖いゾ~って

聞かされていて

当時の彼はそれはそれは

ドキドキだっただろう。

ぶん殴られる覚悟でも

してたかもね!

当時の光景が

今でもね、そう、今でも

目に浮かぶよ。

 

私たちに背中を向け

テレビをじっと観る父。

きっとテレビの内容なんて

分かってなかっただろうな(^-^;

母がそんな父に向かって

「 お父さん!!ミミと○○君が来てるで、、」

父  「  なんや〜、、、」

低い声。

来てること知ってるくせに。。

  そしてお決まりの

挨拶。。。

そこはなんて言ってたか

はっきり覚えてないけど(⌒-⌒; )

まぁ、ミミさんと結婚させて下さいやら

なんやら、

そんな感じだろうね( ˘ω˘ )

父はちょっとくだけた声で

「  そんな、急がんでも、、」

それだけ。

それだけ言った。

 

その後のことは覚えてないけど

私は母には

彼のことを

 噛めば噛むほど味が出る。

そんな人だから。って言ったのは

覚えてる。

父には何も

言ってないと思う。。

 

 

先日、親戚に不幸があり

父、母、叔父、従姉妹を乗せ

旦那の運転で

行ってきた。

助手席に座る父。

私は後ろに母と座った。

 

片道約1時間ちょい、

父はずっと

運転する旦那に一方的に

喋っていた。それも

嬉しそうに。。

自分が バリバリ仕事を

していた頃の話、

もっと昔の話、

私も今まで聞いたこともなかったような

話。

ずっと喋っていた。

しかも嬉しそうに。

ひたすらに相槌をうちながら

高速道路を運転する旦那。

 

ふと 何10年も前の

あの日の光景がね

蘇った。

 

なんだかね、。

良かった  って

そう思った。

何10年も経ったけど

2人の後ろ姿を見て

そう思った。

父のあの日の後ろ姿と

そして今日の後ろ姿。

 

私が父親だったとして

娘の恋人が

結婚させてくださいって

言いに来たら

やっぱり

「 そんな、急がんでも、、」

って

言うだろうなって

思った。。